選挙当日に「投票所でやってはいけないこと」とは?
選挙は、私たちが政治に意見を伝える貴重な機会。けれども投票所は“特別な空間”でもあり、思わぬルール違反が起こりがちです。
「名前を書いたけど、それって無効?」
「スマホを見ただけなのに注意された…」
こうした失敗を防ぐために、やってはいけないこと5選をチェックしておきましょう。
名前ではなく政党名を書いてしまう【比例代表でのミス】
選挙には「小選挙区」と「比例代表」があり、特に比例代表では書き方を間違えると無効票になる可能性があります。
小選挙区 → 候補者の“名前”を書く
比例代表 → 政党名 or 所属候補者名を書く(ただし“略称”は無効の場合あり)
特定の政党を応援している場合、候補者名で書こうとして漢字ミスやフルネーム不備で無効になる例も。
迷ったら、政党名を書くのが無難です。
スマホやメモを見ながら投票する
「誰に入れるか忘れないよう、スマホにメモした!」
……それ、見るだけでNGになる場合があります。
投票所では、スマートフォンやメモ帳の使用が制限されており、カンニングと誤解されかねません。
また、投票所内での写真撮影やスマホ操作は原則禁止。
とくに投票用紙を撮影すると、公職選挙法違反になる可能性があるため注意しましょう。
投票用紙に「落書き」「ハートマーク」などを書く
気持ちを込めて♡や!を付けたくなる気持ちはわかります。
でも、候補者名以外の記載があると即アウト。無効票扱いになります。
たとえば…
「○○さん 頑張って!」→ ❌
「○○太郎♡」→ ❌
「山田花子★」→ ❌
投票用紙はあくまで「正確に名前を書く紙」です。余計な一文字が命取り。
—
誰に投票したかを他人に話す・SNSに投稿する
投票が終わって、「○○に入れたよ!」と話したくなる人もいるかもしれません。
ですが、投票内容の公表は厳密には“公職選挙法違反”にあたる可能性があります。
特に注意すべきはSNS。
「○○に投票しました!」
「期日前、○○に入れてきたよ!」
これらもグレーゾーンで、場合によっては通報や炎上の原因になります。
ただし、「投票済証明書」や「投票行ったよ!」といった内容はOK。
行動をシェアする際は、内容を慎重に選びましょう。
付き添い者が過度に干渉する(家族でもNG)
高齢の親や障がいのある家族を連れて投票する場合、付き添いが必要になりますよね。
もちろんそれはOKですが、付き添いが投票内容を“誘導”すると問題になります。
「これ書いといて!」と強く勧める
候補者名を勝手に書いてしまう
これらは不正にあたる可能性があります。
あくまで本人の意思による投票であることが大前提です。
まとめ|あなたの一票を無駄にしないために
選挙は「行けば終わり」ではありません。
正しいルールのもとで投票しなければ、せっかくの一票が無効になってしまうことも。
今回紹介した「やってはいけないこと5選」を意識して、投票当日は落ち着いて行動しましょう。
コメント